福島市臨床研修“NOW”プロジェクト 第20回ケーススタディ・講演会 開催!
令和7年9月13日(土)午後2時より大原綜合病院講堂において、福島市臨床研修“NOW”プロジェクト第20回ケーススタディ・講演会が開催され、“NOW”プロジェクト4病院の研修医32名、各臨床研修病院の指導医・事務担当者が参加しました。
2022年2月11日開催の“NOW”プロジェクト第3回WEBセミナーにおいて、当時の“NOW”3病院の臨床研修内容発表会が行われ各病院の特徴ある研修内容をお互いに共有できました。その際、福島赤十字病院から平成23年から行っている研修医OSCEの報告があり、他病院も2022年度以降研修医OSCEを実施している経緯があります。研修医OSCEを実施している施設は全国的にも多くなく、今では“NOW”プロジェクトの特徴のひとつになっています。今回4年度ぶりに済生会を含め4病院の研修内容発表会を行い、お互いの研修内容の特徴を共有しました(図1)。
東日本大震災・原発事故翌年平成24年4月に福島市臨床研修病院に入職したのは大原綜合病院の一人だけであったことが、福島市臨床研修“NOW”プロジェクト発足の契機になりました。今回の講演は、その一人だけの研修医であった九嶋祥友先生・現くしま内科医院(栃木県真岡市)
副院長に専門の分野である呼吸器科領域における内容を「研修医がおさえておくべき呼吸器診療の実際」と題して講演いただきました。九嶋先生から研修医の皆さんへのエール!「初期研修の2年間は長いようでとても短い。貴重な2年間をどう過ごす?後悔しない2年間を!まずは生き残る!辛い経験は必ず糧になる」
昨年度第18回ケーススタディ・講演会においでいただいた群星沖縄臨床研修センター長 徳田安春先生に今回もケーススタディを担当いただきました(図2)。5症例を呈示いただき研修医の6グループが鑑別診断に迫っていきます。80分はあっという間に楽しく過ぎ、充実の第20回ケーススタディ・講演会は余韻を残し終了しました。
福島市臨床研修“NOW”プロジェクトは、今後も20年、30年後の福島を担う医師を育成していきます。
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図1. 福島赤十字病院 | 大原綜合病院 |
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医療生協わたり病院 | 済生会福島総合病院 |
図2
掲載日:令和7年10月2日