2024年度第3回福島市ICLSコースを開催!
コースディレクター:石橋敏幸(福島市臨床研修NOWプロジェクト代表)
インストラクター:石井裕也 (大原綜合病院看護師長), 野地享平(福島医大附属病院看護師) 太田悠介・森口剛幸(大原綜合病院看護師)
アシスタントインストラクター:田村大生(わたり病院看護師), 鈴木彩佳・武田良平(福島赤十字病院看護師), 小林顕謹(伊達地方消防組合救急救命士)
爽やかな秋晴のもと令和6年10月12日(土)8:15~16:00 大原医療センターで2024年度第3回福島市ICLSコースが開催されました。福島市臨床研修NOWプロジェクト病院では救急搬送の症例を研修医がファーストタッチで対応しています。研修医を支えるメディカルスタッフおよび救急搬送担当の救急救命士と研修医との連携は、救急外来現場では大変大切になっています。福島市医師会の福島市臨床研修NOWプロジェクト実行委員会では、年4回二次救命処置であるICLSを実施しています。そのうち2回は研修医対象に、他の2回は研修医の救急業務を支えるメディカルスタッフと救急救命士を対象に行っています。
今回、大原綜合病院看護師5名、大原医療センター看護師5名・理学療法士1名、わたり病院看護師1名、清水病院看護師1名、福島消防本部救急救命士3名の看護師12名とリハビリテーションスタッフ1名、救急救命士3名、計16名が受講しました。指導スタッフは上記の通りです。ICLSコースを通して病院スタッフと救急救命士との顔に見える関係が救急現場での連携に繋がっていくものと期待されます。この点でも福島市医師会主催のICLSコースは地域救急医療に貢献しています。
受講生のみなさんは「突然の心停止に対する最初の10分間の対応」を実戦に即したチームワークで学び、日本救急医学会認定の修了証明証を手にしました。メディカルスタッフと救急救命士の皆さんにとってICLS修了証明証は職場でのキャリアアップにも繋がっていきます。看護師さんは今後の業務に積極的に生かしていきたいとの感想、救急救命士の皆さんからは搬送した心肺停止の患者さんの病院での対応を学ぶことができ貴重な研修でしたとの感想が聞かれました。
本コースが若手医療人育成と福島市の救急医療に貢献することを期待しています。
掲載日:令和6年10月22日