皆さんこんにちは。2024年6月25日付で福島市医師会会長に就任致しました横田崇(大森中央泌尿器科・内科・外科クリニック理事長)と申します。
福島市医師会は会員数540名を数え、20の病院と211の診療所で構成され、約275000人の市民の皆さんの健康と福祉を守るため日々研鑽を重ねている団体です。事業としましては福島市から委託を受け、「夜間休日急病センター」と「在宅医療介護連携支援センター」の運営を担っています。
更に特定検診、各種がん検診、予防接種、妊産婦・小児検診そして学校医や保育園医の選任なども受け持っています。
近年、生活習慣病の増加に伴い慢性腎臓病の予防は喫緊の課題です。福島市と共にいち早く生活習慣病重症化予防連携システム構築に取り組んできました。もう一つの問題は認知症です。認知症オレンジプランの啓発活動にも積極的に取り組み、市民の皆さんを対象にした認知症サポーターの育成にも力を入れています。
また地域医療を担う看護師を養成する福島明星専門看護学校の支援なども行っています。開かれた医師会を目指していろいろな活動を行っていますので、ホームページを是非ご覧いただけましたら幸いです。
市民の皆さんが住み慣れたこの福島市で最期まで安心して日常生活が送れるよう、医療と介護の連携を構築してまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。
明治維新前後には医師の団体は存在していたが、明治26年、信夫郡医師会設立が、本会の発足とし、明治40年4月に、福島町は市政をしき福島市医師会が認められることとなった。その後福島市医師会は時代の変遷に伴って活動し運営されてきた。しかし、昭和17年国民医療法の制定による改組の結果、福島県医師会福島支部として活動してきたが、終戦後の昭和22年9月1日解散させられるに至った。しかしながら、医師の自由な意志と自覚による自律的な団体を設立するために、新たに社団法人として、福島市医師会設立を決意し、昭和22年9月認可申請し、昭和22年11月1日、本医師会の認可を得、新体制の福島市医師会が誕生した。
その後時代の変遷に伴う社会の変化に対応して医師会の使命を果たし、今日に至っている。この間、昭和45年8月より、福島市医師会報(四季報)の発刊を、平成10年には新体制の創立50周年記念式典と記念誌の発行等を行った。本会は、公益法人制度改正により、平成26年4月より一般社団法人として、認定を受けた。
歴代会長は明治26年からの南二郎を初代として現会長の 横田 崇 は第25代目である。
福島市医師会は、医道の昂揚、医学医術の発達普及と公衆衛生の向上とを図り社会福祉を増進することを目的としています。また以下の委員会、協議会がありを作り、一般診療以外の市民の健康を守るための幅広い活動を遂行しております。
総務・定款検討委員会 |
産業保健・労災委員会 |
学校保健運営委員会 |
医事法制・医療安全委員会 |
スポーツ・自賠責委員会 |
メンタルヘルス委員会 |
会報編集委員会 |
医療・福祉・介護委員会 |
救急・災害医療委員会 |
広報・情報委員会 |
学術・生涯教育委員会 |
休日・夜間・二次診療対策委員会 |
文化厚生委員会 |
検診委員会 |
地域医療政策委員会 |
勤務医委員会 |
生活習慣病重症化予防連携システム対策委員会 |
感染症対策委員会 |
医師の働き方改革委員会 |
医療保険委員会 |
学校・母子保健委員会 |
新型コロナウイルス感染症対策委員会 |
新型コロナウイルスワクチン接種対策委員会 |
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主な委員会の活動内容
医療・福祉介護委員会
在宅医療を中心としたネットワークの整備、また介護保険における諸問題を検討しています。年6回の在宅事例研究会・年1回医療と福祉の公開講演会を開催しています。
学術・生涯教育委員会
医師は生涯、進歩する医学を学び治療に生かして行かなければなりません。最先端の事や、問題となっている事について専門講師による講演会を開いたり、各分野についての研究会などを頻回に行っています。
救急・災害医療委員会
救急・災害に対する医療機関の体制を整備し、行政との訓練などにも参加しています。また、医師や医療スタッフまたは市民の知識、技術向上のための講習会や訓練などを定期的に企画し活動しています。
休日・夜間・二次診療対策委員会
休日の当番医日程調整、夜間急病診療所の円滑な運営のための検討、2次病院との協力体制に関する事項を検討しています。夜間診療所は一次診療所として市内の医師、県立医大の協力を得て24時間体制をとっております。とくに23時までの準夜帯は、外科系医師、内科系医師、小児科専門医の3科体制を実現しています。
検診委員会
各種がんは早期発見することができれば治る時代になってきています。そこで各種検診の重要性が更に高まってきています。現在、胃がん、肺がん、子宮がん、乳がん、大腸がんの検診を行政と協力し実施していますが、常に検診法の改善、精度向上のための検討、研修などが行われています。
学校・母子保健委員会
精神・身体の発育で重要な時期にある学童に対し、学校健診などを通じ健全な育成を目的に学校保健に参加しています。また、乳幼児に対する各種検診、予防接種などに関し行政と協力し母子保健事業の推進を図っています。
広報・情報委員会
ITをどのように利用すれば市民の方へより良い医療を提供できるかを検討しています。具体的には、ホームページによる市民の方への情報提供や、医師会員同士の連携に関してなどです。