2021年度第1回・2回福島市ICLSコースを開催!
2021年度第1回・2回福島市ICLSコースを開催!
開催場所:大原綜合病院5階講堂
コースディレクター:石橋敏幸(大原医療センター院長, 福島市臨床研修NOWプロジェクト代表)
インストラクター:渡部朋幸(わたり病院副院長)石井裕也(大原綜合病院HCU師長)
野地享平(大原綜合病院HCU看護師)遠藤緒理江(太田西ノ内救急救命センター看護師)
新型コロナウイルス感染の影響で救急蘇生コースの開催が困難な状況のなか感染防止対策を充分に行い、令和3年7月3日(土)8:30~16:30、7月24日(土)8:30~16:30大原綜合病院にて研修医を対象に福島市医師会主催2021年度第1回、第2回福島市ICLSコースを開催致しました。今回の受講生は、令和元年6月に締結施行された伊達・福島の広域救急協定もあり、福島市臨床研修NOWプロジェクト3病院に加えて公立藤田総合病院の1年次研修医の皆さんが中心です。福島赤十字病院研修医8名、大原綜合病院研修医8名、わたり病院研修医2名、公立藤田総合病院研修医3名、研修医合計23名と大原医療センター理学療法士1名でした。本コースの指導スタッフとして上記インストラクターに加えて、菅藤賢治大原綜合病院総合診療科主任部長、BLSインストラクターの大原綜合病院の看護師4名の皆さんもご協力をいただきコースが運営されました。
福島市内の二次救急医療において、研修医がファーストタッチで二次救急搬送患者の対応にあたっています。研修医にとって一次救命処置に加えて二次救命処置の習得は日必須項目です。新型コロナウイルス感染のためACLSコースがまだ開催されていない状況にあって、二次救命処置コースである日本救急医学会認定のICLSコースを研修医の皆さんが受講できたことは救急医療の現場に直結する観点から重要です。
「突然の心停止に対する最初の10分間の対応」の心停止を実戦に即したチームワークで救急蘇生法をこなせるようになれるのが、ICLSコースの特徴です。今回は、新型コロナ感染のエアロゾル拡散に対する感染防御を念頭に置いたコースになり、胸骨圧迫時にはN95マスクを使用し想像以上の疲労感も味わいました。
朝8時30分に始まったコースは夕方5時まで続き、参加者は充実感をもって日本救急医学会認定のICLSコース修了証を受け取り、コースは無事終了しました。この修了証は生涯有効で参加者の大切なキャリアアップにもなります! 研修医の皆さんにはコロナ感染にも対応できる救急蘇生を明日からの診療に生かし、福島市、県北の救急医療の主体者として活躍していただきたいと思います。
第1回2021年7月3日
第2回2021年7月24日