コースディレクター:石橋敏幸(福島市臨床研修NOWプロジェクト代表)
インストラクター:渡部朋幸(わたり病院副院長)森口剛幸・太田悠介(大原綜合病院看護師)
野地享平・角田和也(福島医大附属病院看護師)
アシスタントインストラクター:鈴木彩佳・武田良平(福島赤十字病院看護師), 佐久間友行(福島市消防救急救命士)
令和7年年明け早々1月11日(土)8:15~16:00 大原医療センターで2024年度第4回福島市ICLSコースが開催されました。福島市臨床研修NOWプロジェクト病院では救急搬送の症例を研修医がファーストタッチで対応しています。救急医療は病院前救急、すなわち消防本部による救急搬送、それを受け入れる病院との連携で行われています。救急搬送担当の救急救命士と研修医および研修医を支えるメディカルスタッフとの連携は“命を救う医療”に直結しています。
今回の二次救命処置ICLSコースは福島市内の救急業務を支えるメディカルスタッフと救急救命士を対象に行いました。福島市消防本部救急救命士3名、大原綜合病院看護師1名、済生会福島総合病院看護師1名、あづま脳神経外科病院看護師2名、大原医療センター看護師3名、清水病院看護師4名の計14名が受講しました。ICLSコースを通して病院スタッフと救急隊との顔の見える関係が現場での救急医療に繋がっていきます。また、救急隊の活動においては、最近、心肺停止 (CPA) 患者の病院前自己心拍再開 (ROSC) の活動が注目を浴びています。この点でも福島市医師会主催のICLSコースは救急隊の救命活動、すなわち、CPA患者の“命を救う医療活動”にも寄与しています。
丸一日のコースを修了し受講生は日本救急医学会認定の修了証明証を手にしました。メディカルスタッフと救急救命士の皆さんにとって二次救命処置ICLS修了証明証は職場でのキャリアアップにも繋がっていきます。救急救命士の皆さんからは現場でのROSCを目指す活動にとても勉強になりましたと興奮した感想、また、看護師さんは明日からの業務に生かしていきますとの頼もしい感想が聞かれました。本コースが若手医療人育成と福島市の救急医療に貢献することを願ってやみません。
掲載日:令和7年1月22日
コースディレクター:石橋敏幸(福島市臨床研修NOWプロジェクト代表)
インストラクター:石井裕也 (大原綜合病院看護師長), 野地享平(福島医大附属病院看護師) 太田悠介・森口剛幸(大原綜合病院看護師)
アシスタントインストラクター:田村大生(わたり病院看護師), 鈴木彩佳・武田良平(福島赤十字病院看護師), 小林顕謹(伊達地方消防組合救急救命士)
爽やかな秋晴のもと令和6年10月12日(土)8:15~16:00 大原医療センターで2024年度第3回福島市ICLSコースが開催されました。福島市臨床研修NOWプロジェクト病院では救急搬送の症例を研修医がファーストタッチで対応しています。研修医を支えるメディカルスタッフおよび救急搬送担当の救急救命士と研修医との連携は、救急外来現場では大変大切になっています。福島市医師会の福島市臨床研修NOWプロジェクト実行委員会では、年4回二次救命処置であるICLSを実施しています。そのうち2回は研修医対象に、他の2回は研修医の救急業務を支えるメディカルスタッフと救急救命士を対象に行っています。
今回、大原綜合病院看護師5名、大原医療センター看護師5名・理学療法士1名、わたり病院看護師1名、清水病院看護師1名、福島消防本部救急救命士3名の看護師12名とリハビリテーションスタッフ1名、救急救命士3名、計16名が受講しました。指導スタッフは上記の通りです。ICLSコースを通して病院スタッフと救急救命士との顔に見える関係が救急現場での連携に繋がっていくものと期待されます。この点でも福島市医師会主催のICLSコースは地域救急医療に貢献しています。
受講生のみなさんは「突然の心停止に対する最初の10分間の対応」を実戦に即したチームワークで学び、日本救急医学会認定の修了証明証を手にしました。メディカルスタッフと救急救命士の皆さんにとってICLS修了証明証は職場でのキャリアアップにも繋がっていきます。看護師さんは今後の業務に積極的に生かしていきたいとの感想、救急救命士の皆さんからは搬送した心肺停止の患者さんの病院での対応を学ぶことができ貴重な研修でしたとの感想が聞かれました。
本コースが若手医療人育成と福島市の救急医療に貢献することを期待しています。
掲載日:令和6年10月22日
福島市臨床研修“NOW”プロジェクト10周年記念式典/第16回ケーススタディ・講演会 開催!
平成26年4月に始動した福島市臨床研修“NOW”プロジェクトは臨床研修病院、福島市医師会、福島市が三位一体となり研修医の育成と地域医療の活性化に真剣に取り組み、あっという間に10年が経過し全国に誇れる取り組みになってきています。本年から済生会福島総合病院も加わりさらにパワーアップが期待されます。あらためて関係の皆様の努力とご支援に心より感謝申し上げます。
福島市臨床研修“NOW”プロジェクト10周年記念式典が令和6年4月27日(土)午後2時から大原綜合病院講堂において挙行されました。東日本大震災・原発事故の翌年平成24年4月に福島市市中臨床研修病院の研修医はわずか1名でした。そこからの設立経緯とこの10年間のあゆみを動画にまとめたものをはじめに観賞し、その後福島市臨床研修“NOW”プロジェクト代表 石橋敏幸先生、NOW1期生を代表して福島県立医科大学麻酔科学講座 吉田圭佑先生、同循環器内科学講座 武藤雄紀先生から挨拶がありました。引き続き、福島市長 木幡浩様、福島市医師会長 岡野誠様、大阪医科薬科大学地域総合医療科学寄附講座特任教授 鈴木富雄様から祝辞を頂きました(写真1)。次に、各臨床研修病院の責任者からの挨拶が大原綜合病院統括院長 佐藤勝彦様、福島赤十字病院長 鈴木恭一様(代 院長補佐 渡部研一様)、医療生協わたり病院長 北條徹様、済生会福島総合病院長 星野豊様の順でありました。続いて、NOWプロジェクト活動は会場提供、救急蘇生教育の機器設備等に関して大原記念財団の協力なくしてなし得ないことで、今後も大原記念財団のご支援が必要になります。その趣旨を踏まえて、岡野誠福島市医師会長から佐藤勝彦大原記念財団理事長に感謝状と記念品が贈呈されました。最後に、木幡福島市長、岡野福島市医師会長、石橋福島市臨床研修“NOW”プロジェクト代表を含め参加者全員が記念写真に納まりました(写真2)。
式典終了後、第16回ケーススタディ・講演会が行われました(図)。第一部は「能登半島地震支援」の講演会で福島赤十字病院院長代理の渡部研一先生に「災害早期の日赤救護班活動」、福島市医師会副会長の石橋敏幸先生「災害約2か月後の日本医師会JMAT活動」と能登半島地震の支援活動について新鮮な内容でお話しいただきました。最後に、大阪医科薬科大学地域総合医療科学寄附講座特任教授 鈴木富雄先生による「復刻版“皆で挑戦! ドクターG in Fukushima”」では、2時間あまりにわたる鈴木富雄先生と研修医とのやり取りは研修医にとって全国トップレベルの臨床推論を学んだ絶好の機会でありました(写真3)。
NOW設立時の真の目的は、30年後の福島の医療を担う人材を育成するということでした。10年目で1期生はじめNOWプロジェクト出身の若手人材は着実に成長し活躍しています。大きな目的の達成のため福島市市中臨床研修病院、福島市医師会、福島市がさらに連携を深め若手人材育成に取り組んで参りたいと思います。夢は必ず叶います!何卒宜しくお願い申し上げます。
写真1
写真2
図
写真3
掲載日:令和6年5月24日
- 2024年2月21日
- 福島市臨床研修“NOW”プロジェクト 第15回ケーススタディ・講演会 開催!
- 2023年12月27日
- 2023年度第4回福島市ICLSコースを開催!
- 2023年12月27日
- 福島市臨床研修“NOW”プロジェクト 第14回ケーススタディ・講演会 開催!
- 2023年10月19日
- 福島市臨床研修“NOW”プロジェクト 第13回ケーススタディ・講演会 開催!
- 2023年8月28日
- 2023年度第3回福島市ICLSコースを開催!
- 2023年8月1日
- 令和05年度 お盆期間中における医療機関の診療状況
- 2023年7月6日
- 福島市臨床研修NOW プロジェクト3病院:東京レジナビに出展!
- 2023年5月26日
- 2023年度第1回・2回福島市ICLSコースを開催!
- 2023年3月6日
- 2022年度第1, 2回福島市ICLSコースを開催!
- 2022年9月8日
- 福島市臨床研修”NOW”プロジェクト 第4回Webセミナー配信